ふだんの生活に活かせるスキルの習得と、リラックスできる場であることを大切にしています。
フトゥーロの高学年以上のグループ指導では、①自己理解を深めること②実行機能力(すべきことが達成できるように課題に取り組んでいく力)の向上、③居場所 (リラックスして参加でき、自分が出せる場所) 作りなどを目標に、様々な課題に取り組んでいます。
自己理解を深めるための指導としては気持ちチェック、一日の活動の振り返り、「自分の説明書」(好きなこと、嫌いなこと、長所、短所をまとめた本)作りなどを行います。
実行機能の向上のための指導としては、毎回の準備と片付けの練習、調理や外出、家庭と連携したお手伝い宿題などを行っています。
居場所作りでは、年齢やお子さんの特性、課題などを踏まえてメンバー構成を行い、年間通してお子さん同士の関係性が構築できるようにしています。
学年が上がると日常的に必要とされる(求められる)スキルも変わっていくため、生活年齢を踏まえた課題設定にすることも大切にしています。
一回の指導時間は90分で、毎回3つほどの活動を取り入れます。たとえば、①各自の個別課題(20分)②やり取りの練習をするためのワーク(相談やロールプレイ、SSTワークなど)(20分)、③工作やゲーム(30分)といった流れになることが多く、準備や片づけ、振り返りも10分ほどかけて行います。
それぞれのお子さんたちは多くの時間を学校で過ごすため、保護者からお聞きした学校生活の様子を踏まえたロールプレイを行ったり、楽しみながらできるよう遊びやゲームを介した練習を多く取り入れています。できなかったことを注意して減らすのではなく、できていることや成長したことを褒めることで適切な行動が増えていく(強化)よう、指導者は心がけています。
フトゥーロのグループ指導では、一年間同じスタッフが担当し、お子さんたちの日常生活の様子に合わせた指導を行っています。こういった場をお探しの方はぜひお問い合わせください。(スタッフ:鈴木)